【日焼けの知識】No.2 日焼けのメカニズム

 第2回 | 肌の色と日焼けの関係とは?

日差しが急激に強まるこの季節、

シリーズでお届けしている日焼けの知識ですが、

第2回目は「日焼けのメカニズム」について解説します。

【第1回:肌の色と日焼けの関係】はこちら↓
http://www.snipe-sports.com/news/archives/584

 

 なぜ日焼けするのか?

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日焼けとは?

日焼けは医学的に、「日光皮膚炎」という太陽光によるやけどです。

紫外線によって皮膚が刺激を受けて起こるもので、肌にとってはストレスの原因。

また、日焼けには「サンバーン」「サンタン」の2種類があります。

◇ サンバーン・・・赤く炎症を起こしている状態

◇ サンタン・・・肌が黒あるいは褐色に色素沈着して落ち着いた状態

サーファーの間では、サンタンは好まれますがサンバーンは嫌われますね。

サンバーンは、一般的に日光を浴びた4~5時間後から皮膚が赤くなり始め、

約24時間後にはヒリヒリと刺激が強まり、ひどい場合は浮腫(水ぶくれ)を伴ってきます。

 

 サンバーンは軽度のヤケド

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なぜサンバーンが起こるのか?

皮膚に紫外線(UV-B)があたると、血管を拡張させる物質(プロスタグランディンE)が角化細胞でつくられます。

その物質が真皮に届き、血管を広げることによって血液量が増え、皮膚が赤くなるのです。

紫外線が皮膚細胞のDNAに傷をつけます。

その傷がプロスタグランディンEを生成して、サンバーンが起きることがわかっています。

サンバーン(皮膚が赤くなる状態)がひどいほど、DNAの傷も多いことがわかっています。

<DNAの傷が及ぼす影響>

DNA(遺伝子)は生命活動をつかさどるタンパク質の設計図です。

DNA(遺伝子)は多数のアミノ酸の配列を決定し、

それが連なってタンパク質となり、人体を形成しています。

紫外線によってDNA(遺伝子)が傷つくことによって、アミノ酸の突然変異という形で人体に影響が起こります。

DNAはもともと傷を自己修復する力がありますが、あまりに強い日焼けで修復が追いつかずに、

突然変異を引き起こしたり、シミや皮膚ガンの発生につながってしまうのです。

 

 日焼けの先に老化あり!

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紫外線は皮膚の老化の原因!

皮膚は、「表皮」「真皮」で構成されています。

薄い「表皮」の外側には角質層があり、瓦のようにつながって皮膚を守っています。

同時に体内からの水分が蒸発しないように、適度の水分を保って皮膚を乾燥から守っています。

表皮が正常に働いている状態こそが、健康な肌質となるのです。

「真皮」には、肌の弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンなどがあります。

さらに保湿を促すヒアルロン酸の働きによって、みずみずしく弾力のある肌が生まれます。

紫外線などによるコラーゲンやエラスチンの破壊、ヒアルロン酸の減少によって、肌が乾燥すると、シワができ始めます。

褐色に日焼けした方が、加齢とともにシワが多くなるのはこの影響があります。

紫外線の種類(UV-A)によって、肌の真皮にまで到達するものがあり、

真皮にあるコラーゲンやエラスチンなどの繊維質を壊してしまうのです。

日常生活でも、紫外線をじわじわと受けることで、

シワなどの老化現象を引き起こしてしまいます。

 

 お子さまの日焼けにご注意を

子どもの皮膚は、みずみずしくきめ細やかでとても薄いので、

大人の肌に比べて、とてもデリケートです。

大人の2分の1程度の厚さしかなく、バリア機能もまだまだ未熟。

お子さまの肌をケアしてあげるのも健康的な生活には欠かせません。

これからの季節、アウトドアで遊ぶ際はしっかりケアしてあげてくださいね!

次回は、「紫外線の種類と肌への影響」について解説します。

 

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