【日焼けの知識】No.5 間違いのない日焼け止めの選び方

 第5回 | 間違いのない日焼け止めの選び方

シリーズでお届けしている【日焼けの知識】。

本日は第5回「間違いのない日焼け止めの選び方」についてお届けします。

 

 日焼け止め選びのポイント

日常生活とアウトドアのレジャーでは、肌で受ける紫外線の量が大きく変わります。

汗をかく環境、マリンレジャーなど水に濡れる場所、

さらにサーフィンやウェイクボード、トライアスロンなどなど、

水の中で行なうスポーツは強い紫外線にさらされることになります。

日常の紫外線をカットできる日焼け止めでは、そういった場所では力を発揮できないこともあります。

たとえSPF値が高くても、水や汗で落ちてしまう日焼け止めは意味をなさないものになります。

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上記はそれぞれの環境に合わせたおすすめのSPF/PA数値になります。

SPF

(サンバーンの原因になるUVBを防ぐ目安になる数値)

PA

(波長の長い生活紫外線のUVAを防ぐ目安になる数値)

サンバーン(日焼けによる炎症)を防ぐ長さを数値に表したSPF。

SPFが高ければ良いと思われがちですが、これは紫外線をカットする成分が多く入っていることを意味します。

この成分によっては、肌が敏感な方は肌荒れを起こしてしまうこともあります。

日本では「SPF 50」と表示している商品が多いのですが、日本ではSPF最大「50+」までと規制されているため。

海外の日焼け止めは、「SPF 60」以上のものまであり、肌への刺激が心配になります。

ちなみに、SPFとは?

 

 知ってますか?SPFの本当の意味

このSPF数値、

実は「素肌と比べて日焼けするまでの時間」を表しています。

例)SPF30の場合、SPF30 × 20分 = 600分(10時間)

※SPFは”防御する時間”を目安とするので、SPF50でも日焼け止めが落ちてしまえば意味をなさない。

<SPF値よりも大切なのはウォータープルーフ効果>

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上記は「SPFの数値」と紫外線を防ぐ効果を比較した表になります。

実際は、紫外線の防御率は「SPF 30」ぐらいまではどんどん上昇しますが、それを越えると極端に緩やかな上昇になります。

SPFが高いと肌への負担も大きくなるので、環境を考えて効果的な日焼け止めを選ぶことが大切になります。

日常生活で使うなら、「SPF 15」以上あれば十分効果を発揮します。

<肌老化の原因の7割は紫外線の影響>

日焼けは医学用語では「日光皮膚炎」といい、太陽光によるヤケドを意味します。

日焼けによる肌のダメージや乾燥は、皮膚の老化を推し進めます。

日本人はシミができやすい体質、色の白い白人などはシワができやすい肌体質に当てはまります。

日焼けで肌が赤くなりやすい人は、特に紫外線ケアが必要なので、

日焼け止めをしっかり厚く塗ることをオススメします。

 

 環境によって日焼け止めを選ぶワケとは?

日焼け止めによってはアレルギーを起こすものもあると思います。

特に水や汗に強い海外製のものは、肌荒れを起こしやすい方が多いようです。

これは日焼け止めの成分によるもので、特に肌が過敏な人は肌荒れが起きやすいといわれます。

もちろん「SPF」が高ければ、UVカット成分が多く含まれることになります。

なので日焼け止めはSPFが高ければ良いというわけではなく、

その環境に合わせたものを選ぶことで、肌にも負担をかけずに済むのです。

<アウトドアで使用する日焼け止めのSPF数値>

炎天下のウォータースポーツで使うならば、「SPF 40」以上で”水や汗に強く落ちにくい”もの

また長時間アウトドアにいるならば、日焼け止めを何度か塗り直すのがよいでしょう。

高SPF値の日焼け止めを選ぶより、こういった対策をした紫外線をしっかり防止できるのです。

 

 

 すべてを考えて生まれた日焼け止め

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ココサンシャインの特徴

ココサンシャインの日焼け止め成分は、肌に過敏な方を考慮して作られています。

紫外線をカットする成分のバランスを考えて、より肌に負担をかけない処方を目指しました。

SPFがいくら強くても水に落ちてしまえば、紫外線防止の役に立たちません。

ココサンシャインは水や汗に強く、落ちにくい固形(粘性)タイプまたはクリームタイプ。

ウォータースポーツや多量の汗をかくスポーツでも、紫外線から肌をしっかりカバーします。

さらに日焼けによる炎症を抑える保湿成分を配合しています。

使用感や伸ばしやすさ、肌へのなじみだけでなく、使用後の保湿感についても好評をいただいています。

特に女性の方からは、その柔らかい使用感と肌への伸びやすさを気に入っていただいております。

▽ココサンシャインの紹介ページ

https://www.snipe-sports.com/sunscreen/cocosunshine_stick/

 

 ココサンシャインの塗り方 – サーフィン編

【日焼け止めの塗り方】

紫外線の強烈なサーフィンやSUPでの使用方法。

まず体全体にココサンシャイン・サンスクリーンクリームを塗り、

顔にはフェイススティックをしっかり塗って肌全体をカバーしましょう。

アウトドアに長時間いる場合は、数時間おきに塗り直すのがGOOD。

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汗や水に強く、持続性が長い日焼け止め「ココサンシャイン」。

特に日差しの強い日は、しっかりと厚く塗ることをオススメします。

薄く伸ばすような塗り方では、長時間のサーフィンでは効果が落ちてしまうこともあります。

女性の方はブラウン系の色をファンデーションのように全体にまんべんなく、

厚く塗ることで紫外線カット効果をより高くすることができます。

 

SNIPEのテーマである「心身ともに健康なライフスタイル」。

スポーツをすることでカラダ内部から健康的に過ごすだけでなく、

運動することで心を軽やかに、心身ともに健やかなライフスタイルを提案しています。

肌のこと、健康のことを一番に考えた日焼け止め『ココサンシャイン・シリーズ』。

みなさまがヘルシーで明るい未来を築くお手伝いができたら何よりの幸せです。

Snipe Sports Cosmetics

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【日焼けの知識】No.4 紫外線対策とUVインデックス

 第4回 | 紫外線対策とUVインデックス

シリーズでお届けしている【日焼けの知識】、

本日は第4回「紫外線対策とUVインデックス」についてお届けします。

 

 紫外線量がわかるUVインデックス

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季節によって変わる紫外線量。

前回(第3回)のブログで説明したように、UVの波長には3種類あります。

UV-A(紫外線A波)、UV-B(紫外線B波)、UV-C(紫外線C波)。

もっとも強力な UV-C はオゾン層に吸収されて、地表には届きません。

生活紫外線といわれる「UV-A」とレジャー紫外線といわれる「UV-B」、

このUV-A、UV-Bを予防するのが一般的な紫外線対策といえます。

特にUV-Bは、急激な炎症(サンバーンといわれるヤケドのような炎症)を起こすので、分かりやすいと思います。

(皮膚の奥まで浸透するUV-Aは、日頃からじわじわと作用するので生活紫外線といわれる)

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紫外線は3月ごろから強まり、5月に入ると一気に増加します。

皆さんご存知のように、夏の間はとても強力に降り注ぐのです。

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上記はWHOがお知らせする「UVインデックス」のガイド。

ビルの多い東京では「6〜7」程度ですが、自然溢れるレジャースポット、

特に海や水辺、雪山などは、照り返しの影響でUV数値は数倍になると予想されます。

 

 いつも行くサーフエリアのUVは?

ちなみに関東エリアでのUV数値はどれくらいでしょうか?

◇ 千葉一宮周辺のUV指数:5月下旬

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こちらのインデックスは千葉一宮エリアの5月後半、梅雨入り前のUV数値になります。

5月の時点で「8〜10:非常に強い」のレベルに達しています。

日中の外出は控える、外出時には長袖シャツ、日焼け止め、帽子を着用が勧められます。

◇ 沖縄地方のUV指数:5月下旬

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同じ頃の沖縄エリアではUV指数が「10」を超えて極端に強いレベルになっています。

紫外線量がもっとも高くなるのは快晴の日の日中ですが、

日差しの弱い曇った日でも、晴れた日の約70〜80%の紫外線が降り注ぎます。

 

 海は照り返しによって紫外線が倍増

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紫外線で気をつけたいのは海や山での「照り返し」。

砂浜や水面の”照り返し”によって紫外線量は30%も増加します。

長時間、海の中にいるサーフィンやトライアスロン、

ビーチバレーなど砂浜で長く過ごすスポーツも紫外線対策は必須です。

またスノーボードなど真っ白な新雪では80~90%も紫外線が反射するといわれています。

空から降り注ぐ紫外線だけでなく、照り返しで反射した紫外線もプラスで浴びることになります。

アウトドアスポーツやレジャーは、日焼け止めをしっかり塗って楽しみたいものです。

 

 目的にあった日焼け止めの選び方

jill_cocosunshine_mango紫外線に対して間違いのない情報を持つことで、的確に日焼けを防ぐことができます。

例えば、SPF数値やPAの強さ。

SPFの数値は高ければ良いと思われがちですが、実は違うのです。

SPFとは紫外線を防止する時間を表しています。

日焼け止めはどういう場所で使うのか、目的や安全性で選ぶことが大切です。

いくら数値が高くても、水や汗で落ちてしまえばまったく意味がありません。

サーフィンにあう日焼け止め選びが大切です。

▽目的に合わせて選べるSNIPEのサンスクリーンはコチラからどうぞ

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次回は日焼け止めの選び方、失敗しない日焼け防止法についてお届けします。

 

【日焼けの知識】No.3 紫外線の種類と影響

 第3回 | 紫外線の種類と影響

今日はシリーズでお届けしている【日焼けの知識】第3回「紫外線の種類と影響」です。

 

 紫外線(UV)の特徴

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今回は「紫外線(UV)の種類とお肌への影響」を解説いたします。

※「UV」とはUltraviolet(ウルトラ バイオレット)の略語

紫外線の長所と短所は?

すべての自然物、そして人間と同様に、この紫外線(UV)には長所と短所があります。

◇ 長所

紫外線の長所として、殺菌消毒、ビタミンDの合成、血行や新陳代謝の促進、皮膚抵抗力のアップなどが挙げられます。

洗濯物やおふとんなどを外に干すと気持ち良いのは、この消毒効果があるからですね!

また昔から日光浴が健康法としてあげられるのもビタミンや血行促進の効果があるからです。

(近年では日光浴は短時間のみでおこなうことが勧められている)

◇ 短所

紫外線は一定時間浴び続けることで、体への悪影響や負担がとても大きい化学線なのです。

特に、皮膚、目、免疫系統、この3つへの影響が大きいと言われています。

では、紫外線の種類とその影響について、みていきましょう。

 

 紫外線は”弱〜最強”の3種類

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① UV-A

お肌の症状としての強さは3種類の中でも比較的弱い。

紫外線エネルギーは弱いが、量が多く、肌の透過性が高いので生活紫外線と呼ばれる。

皮膚の奥深くまで達するので、肌内部の組織や機能に少しずつダメージを与える。

長期的に浴び続けることで、お肌のシワやたるみ(老化)の原因となる。

② UV-B

紫外線エネルギーが高く、皮膚に急激で大きなダメージを与える。

皮膚の表層への影響があり、やけどのような肌の炎症(サンバーン)を引き起こす。

その後に肌が黒くなる(サンタン)の状態になり、シミやシワ、たるみの原因になる。

また肌の内部の活性酸素も発生させるので、皮膚ガンへの影響も大きいといわれる。

(サーフィンやアウトドアでの急激な日焼けは主にUV-Bによるもの)

③ UV-C

UVの3種類の中でも非常に強い化学線。

大気のオゾン層によって防がれているので、地表に降り注いではいない。

(南極付近では春に発生するオゾンホールなどで紫外線量の増加が危ぶまれている)

 

 紫外線は肌老化の原因

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ほんの短時間だけ浴びるなら健康を促進させる紫外線。

小麦色に焼けた肌は、健康的にみえてモテそうで、魅力的であります。

しかしお肌への影響を考えたら、やけどや乾燥などの悪い影響も大きく、

しっかりUVケアしてあげないと大変なことになるのですね。

肌の老化(エイジング)は、7割が紫外線での日焼けが原因とも言われています。

長年、紫外線を浴び続けることで、肌の内部に蓄積されたダメージが早期の肌老化を進めます。

また過度の日焼けは抵抗力を弱めて、体を疲れやすくしてしまいます。

 

 サーフィン前には日焼け止めを!

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特にサーフィンやアウトドアスポーツでの「UV-B 波」に要注意。

海や雪山などの照り返しが大きい場所では、その紫外線量が数倍に増加します。

波乗りが終わって、気づいてみれば、肌は真っ赤でヒリヒリ。

せっかく楽しい一日が、最後は焼けすぎた肌のケアでいっぱいいっぱい・・・、

若かりし頃には、誰でもそんな経験があったはずですね(笑)

心おきなくサーフィンを一日じゅう楽しむには、UV対策は万全にしたいものです。

海遊びには強力なウォータープルーフの日焼け止めは必須ですよ〜♪

▽日焼け止め「COCOSUNSHINE」シリーズ

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次回は「効果的なUVのケアの方法」をお届けいたします!!

【日焼けの知識】No.2 日焼けのメカニズム

 第2回 | 肌の色と日焼けの関係とは?

日差しが急激に強まるこの季節、

シリーズでお届けしている日焼けの知識ですが、

第2回目は「日焼けのメカニズム」について解説します。

【第1回:肌の色と日焼けの関係】はこちら↓
http://www.snipe-sports.com/news/archives/584

 

 なぜ日焼けするのか?

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日焼けとは?

日焼けは医学的に、「日光皮膚炎」という太陽光によるやけどです。

紫外線によって皮膚が刺激を受けて起こるもので、肌にとってはストレスの原因。

また、日焼けには「サンバーン」「サンタン」の2種類があります。

◇ サンバーン・・・赤く炎症を起こしている状態

◇ サンタン・・・肌が黒あるいは褐色に色素沈着して落ち着いた状態

サーファーの間では、サンタンは好まれますがサンバーンは嫌われますね。

サンバーンは、一般的に日光を浴びた4~5時間後から皮膚が赤くなり始め、

約24時間後にはヒリヒリと刺激が強まり、ひどい場合は浮腫(水ぶくれ)を伴ってきます。

 

 サンバーンは軽度のヤケド

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なぜサンバーンが起こるのか?

皮膚に紫外線(UV-B)があたると、血管を拡張させる物質(プロスタグランディンE)が角化細胞でつくられます。

その物質が真皮に届き、血管を広げることによって血液量が増え、皮膚が赤くなるのです。

紫外線が皮膚細胞のDNAに傷をつけます。

その傷がプロスタグランディンEを生成して、サンバーンが起きることがわかっています。

サンバーン(皮膚が赤くなる状態)がひどいほど、DNAの傷も多いことがわかっています。

<DNAの傷が及ぼす影響>

DNA(遺伝子)は生命活動をつかさどるタンパク質の設計図です。

DNA(遺伝子)は多数のアミノ酸の配列を決定し、

それが連なってタンパク質となり、人体を形成しています。

紫外線によってDNA(遺伝子)が傷つくことによって、アミノ酸の突然変異という形で人体に影響が起こります。

DNAはもともと傷を自己修復する力がありますが、あまりに強い日焼けで修復が追いつかずに、

突然変異を引き起こしたり、シミや皮膚ガンの発生につながってしまうのです。

 

 日焼けの先に老化あり!

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紫外線は皮膚の老化の原因!

皮膚は、「表皮」「真皮」で構成されています。

薄い「表皮」の外側には角質層があり、瓦のようにつながって皮膚を守っています。

同時に体内からの水分が蒸発しないように、適度の水分を保って皮膚を乾燥から守っています。

表皮が正常に働いている状態こそが、健康な肌質となるのです。

「真皮」には、肌の弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンなどがあります。

さらに保湿を促すヒアルロン酸の働きによって、みずみずしく弾力のある肌が生まれます。

紫外線などによるコラーゲンやエラスチンの破壊、ヒアルロン酸の減少によって、肌が乾燥すると、シワができ始めます。

褐色に日焼けした方が、加齢とともにシワが多くなるのはこの影響があります。

紫外線の種類(UV-A)によって、肌の真皮にまで到達するものがあり、

真皮にあるコラーゲンやエラスチンなどの繊維質を壊してしまうのです。

日常生活でも、紫外線をじわじわと受けることで、

シワなどの老化現象を引き起こしてしまいます。

 

 お子さまの日焼けにご注意を

子どもの皮膚は、みずみずしくきめ細やかでとても薄いので、

大人の肌に比べて、とてもデリケートです。

大人の2分の1程度の厚さしかなく、バリア機能もまだまだ未熟。

お子さまの肌をケアしてあげるのも健康的な生活には欠かせません。

これからの季節、アウトドアで遊ぶ際はしっかりケアしてあげてくださいね!

次回は、「紫外線の種類と肌への影響」について解説します。

 

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【日焼けの知識】No.1 肌の色と日焼けの関係

 第1回 | 肌の色と日焼けの関係とは?

アウトドアレジャーの夏がやってきましたね!

今週より「日焼けのメカニズム」について、シリーズでお届けいたします。

紫外線が強まり、UVインデックスが「4」を超える3月中旬〜10月

屋外で長い時間を過ごすには、日焼け止めが推奨される季節です。

UVインデックスについて
3〜5 =日中はできるだけ日陰を利用し、日焼け止めや帽子着用
6〜7 =紫外線量がかなり強い
8 以上 =日中の外出はできるだけ控えましょう

 

 肌の色はメラニンが関わる

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それぞれの国による肌の色の違い。

それは人類の進化の歴史に影響されます。

肌の色はメラニン色素が大きく関わっています。

皮膚の表皮の奥には、メラニン色素を生成するメラノサイト細胞があります。

紫外線が当たることで、その刺激によりメラノサイトのメラニン合成が活性化されます。

強い日差しを浴びると、メラニン合成が活発になり、肌の色が黒くなる。

これが基本的な日焼けのメカニズムになります。

<日焼けのメカニズム>

メラニン色素は、肌の色を濃くする働きで、光の障害から肌の細胞を守る役割を担っている。

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といっても紫外線は、表皮細胞にとっては大敵。

<紫外線は肌に悪い?>

細胞内の核(DNA)がダメージを受けると、がんの原因になります。

さらに表皮を越えて真皮室に達した紫外線は、肌の老化を進めて、シミやシワの原因になります。

メラノサイトがメラニン色素を作り出すことで、ダメージを防いでいます。

DNAに覆いかぶさるようにして、メラニンの集合体が密集し、紫外線から皮膚細胞を守っているのです。

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(人種による肌の色マップ)

進化の過程で、体毛が極めて少ない人類は、太陽光から肌を守るためにメラニン色素を作り出したのです。

ちなみに地上で生きる野生動物は、一般的に濃い体毛に覆われているので、肌の色はありません。

アフリカなどの極めて紫外線の強い地域の人々は、肌を守るためのメラニン色素がとても濃いのです。

黒人など、日差しの強い地域の人々が黒い肌なのは、環境適応という進化なのですね。

アフリカで誕生した人類の祖先は、もともと黒い肌を持っていたようですが、一方で、いつから肌が白い人種が生まれたのでしょうか?

 

 肌の色はヒトが生き残るための知恵

それも環境への適応が関係しているようです。

人間に必要な栄養素として、ビタミンDがあります。

※ビタミンDは骨の形成や免疫効果に影響がある栄養素で、ビタミンD欠乏症はさまざまな病気の原因になります。

これは紫外線を受けることで、合成される栄養素なのです。

日差しが弱い地域に移動した人類は、紫外線をさえぎる黒い肌では十分なビタミンDを合成することができません。

現代のように食事やサプリメントで補えるならいいのですが、当時は肌のビタミンD不足は致命的な問題となります。

北極圏に近いヨーロッパなど、紫外線が弱い地域では、肌の色が薄いほうが生存に適しています。

白人などは、人類の進化の中で、遺伝子の変異によってメラニン合成能力が弱くなった人種なのです。

太陽光の少ない環境では、ビタミンDの吸収が優れた”肌の色が薄い人種”が生き残ったと言われています。

 

 わたしたち日本人の肌はどう?

では、日本人は?

日本人は、その遺伝子の一部を受け継ぐことで、ちょうど中性的な黄色系の肌になったようです。

アジア地域の日差しに合わせた肌の色が、私たちの肌なのです。

(肌の色を薄くする遺伝子変異は、現在「200種類以上」確認されています)

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肌の色による特徴として、色白の人はシワやシミができやすい傾向にあります。

日本人の中でも、色白の人や地黒の人がいるのはなぜでしょうか。

肌の色を左右する遺伝子に「OCA2」というものがあります。

日本人のなかには、約20%の割合でこの遺伝子をもっている人がいます。

そういう人は、肌の色が薄くなる遺伝子タイプ、要するに「色白」になるようです。

「美白」という言葉が流行るほど、日本人は色白が好きな人種かもしれません。

しかし、もともと日差しが弱い環境に適応した遺伝子ゆえに、紫外線に弱いという特徴があるのです。

色白の人は、強い日差しを受けると炎症しやすく、シワやシミもできやすい。

そして皮膚の老化も起きやすいといえます。

日焼けは、色白の人ほど油断大敵。

日頃のUVケアや日焼け止めでのプロテクションが大切となります。

サーフィンやアウトドアでは、UVケアをしっかり心がけてくださいね。

 

 まとめ

□ 色黒の人の特徴

・一般的にメラニン色素の合成能力が高い。

・紫外線に強い肌をもち、多少日差しに当たっても炎症したり赤く腫れることは少ない。

・すぐに黒く日焼けする特徴がある。

□ 色白の人の特徴

・メラニン色素の合成能力が弱いため、紫外線による刺激には敏感。

・一般的に、日差しで炎症しやすく、歳とともにシワ、シミも増えやすい。

・肌老化を防ぐには、若いうちからUVケアが大切。

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